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【第9回】キラキラおちょこガール

9回目となりました「キラキラおちょこガール」。

日本酒に携わる女性がきらきらと輝いている姿をお届けする企画。

 

9人目のキラキラおちょこガールは、日本酒専門の結婚相談所「名古屋 結婚相談所 SAKAKURA」の森澤ゆかりさん。プライベートなことから仕事のことまで、彼女のキラキラを徹底取材!

 

―まず初めに、森澤さんのおちょこガール歴を教えてください。

森澤さん:まだ1年くらいです。まだまだなんですよ。

―では、現在の仕事に就くまでの経歴を教えてください。

森澤さん:経歴・・・いつごろからお話すれば…

―学生時代とかもお聞きしたりしてます。

森澤さん:学生時代か!私高卒なので、もう20年くらい遡っちゃいますよ(笑)

でも、昔からずっと変わらないのは“人と関わること”が大好きってことですね。

―今の仕事に活かされてますね!

森澤さん:そうですね!SAKAKURAの仕事は、夫を通じて純米酒専門YATAのオーナーであり、SAKAKURAの代表でもある山本から声をかけていただいて始まったんです。以前からオーナーが結婚相談所をやりたいという思いがあったようで、キャリアカウンセラーの資格を持っている私にお話しがきたっていう、ちょっと異色の経歴なんです。

―キャリアカウンセラーですか!どうしてその資格をとられたんですか?

森澤さん:以前勤めていた美容業の会社で、スーパーバイザーとして7~8店舗の売上と人財育成等の店舗管理をしていたんです。その仕事を通して従業員の子たちのキャリアビジョンや悩みを聞きながら彼女たちのキャリアを進めていくうちに、自分のやってきたキャリアってなんなんだろうってふと我に返ることがあったんです。自分ってなんなんだろうって。その時にネットでキャリアカウンセラーという資格のことを知ってこれだと思い、専門の学校に通って34歳の時に資格を取りました。

それからキャリアカウンセラーを本業として働いて3年くらいは経ったのかな。SAKAKURAの事業はもちろん、講師業や企業の人事コンサルティングなどの仕事も私のライフワークなんです。

―かっこいいですね!

―ご縁あって今のお仕事ということでしたが、もともと日本酒はお好きだったんですか?

森澤さん:いえ、私はもともとワインが好きでよく呑んでいたんですが、日本酒ってベロベロに酔っちゃうイメージがあって・・・だから呑むことが大好きな私が日本酒を呑んだら家に帰れなくなるんじゃないかと思って手を付けなかったんです(笑)

―意外!では何をきっかけに呑むようになったんですか?

森澤さん:実は夫が去年の7月から純米酒専門YATA栄店のFCオーナーをやっておりまして。

夫になにかあった時は私が代わりにお店に立たなきゃ~と思っていたら、今年の2月に彼がインフルエンザにかかってしまって、代理で立ったんです。それがきっかけかな。

―旦那さんがきっかけだったんですね!

 そんな旦那さんとの出会いは、どのように?

森澤さん:夫とは出会って11年ぐらい経ちますが、出会いはフラワーアレンジメントの先生の紹介ですね。活け花が趣味で教室にも通っていたんですが、その先生がよく開いていた食事会で彼と出会いました。それで、周りのおじさんおばさんに「あんたたち歳も近いし若いんだから、番号交換して2人でレストランとか行きなさいよ!」って言われて。

―みなさんの後押しが(笑)

森澤さん:そう、無理やり(笑) それで、とりあえず行く?みたいな感じになったのが始まりですね。

―では、その後すぐご結婚を?

森澤さん:いえ、結構長かったですね。当時私は離婚して2人の子どものシングルマザーだったし、最初はお互いそんな気もなかったんです。私は22歳の時に2人目の子を産んだので、40歳過ぎたら彼らは独立しているだろうから、そうなったら自分の好きな人生を歩むんだって思っていたんですよ。まさか結婚してもう1人子どもを産むとはね!でも、これはこれでありだなって思っています(笑)

―素敵なご家族なんですね!

―先程活け花が趣味と伺いましたが、ほかに趣味や好きなことはありますか?

森澤さん:そうですね・・・スーパー銭湯によく行きます。昨日は夜中に行ったんですけど、週4回だいたい3時間ぐらいは必ず行きますね。朝夕と2回行くときもあるけど。お風呂とサウナと水、ただひたすら繰り返します(笑)

―ふやけちゃいますよ!

森澤さん:そうなんですよ!昨日もずっとサウナに入っていて、もう何のために頑張ってるんだ、何と戦っているんだろうって。考えたら分からなくなるので考えないようにしてるんですけどね(笑) たぶん私は体育会系なんだと思います。熱いとか、苦しいとか、大変とか、そういうのがあまり苦じゃないんですよね。その先にある達成感が堪らなくて。だからサウナも、辛い~~けど水風呂きもち~~~みたいな!

―バリバリの体育会系ですね。

森澤さん:どうやらそうみたいです。なので、銭湯の入り方はちょっとプロに近いですね。

―プロ(笑笑)

森澤さん:いるじゃないですか、銭湯のサウナにプロのおばさん!私はたぶんあの領域ですね。昨日もサウナ入ってたらプロのおばさんに氷もらったので、私も認められてるなって。

―公認ですね(笑)

森澤さん:子どもたちも銭湯大好きで、末っ子発案で日曜5時の銭湯行きが決まったんです。だいたいの日曜日は5時になるとみんなで支度して銭湯へ行きます。

―仲良しですね!そしてちゃんと血を継いでいる(笑)

―お家では料理とかされるんですか。

森澤さん:料理は好きです!

―ちなみに日本酒のおつまみで鉄板のメニューとかありますか。

森澤さん:茄子の揚げびたしはいつも作ります。以前私が家に人を呼んで「居酒屋ゆかり」っていうお酒を呑む会を開いていたんですが、ちょうどこの前SAKAKURAで企画していたイベントが中止になって予約していた会場が空いてしまったので、SAKAKURAイベントとして既婚者の友人を呼んで「居酒屋ゆかり」を開催して茄子の揚げびたしも提供しました。私はお酒を用意してただひたすら料理を作って、みんなに好きに呑んでもらいました。みんなが呑んでる様子を見るっていうね。

―おもてなしをするのが好きなんですね!

森澤さん:そうなんです、みんなを楽しませたい!みんなに楽しく食べて呑んで、日本酒で友活してほしいので。友達にも声をかけて、またその友達が友達を連れてきて、そこでまた新しい輪が広がっていくんですよね。そんな様子をみて、日本酒って、お酒の力って改めてすごいなって感じます。

―続いて、お仕事について伺います。今の仕事内容を教えてください。

森澤さん:今は2ヵ月に1回ぐらい日本酒のイベントを開催することが主な仕事です。イベントの内容は日本酒と何かを組み合わせることが基本で、初めて開催したイベントは「日本酒×チョコレート」でした。他にも餃子を作って一緒に日本酒を呑んだり、バーベキューで日本酒を楽しんだり、フレンチを合わせてみたりとか。そういうイベントの企画と準備、そして運営をしています。結婚相談所としては、会員様とお会いしたり、電話やLINEでのお打ち合わせやお見合いのセッティング、あとは結婚相談所同士で連絡を取り合ったりしています。

―イベントではSAKAKURAならではの演出とかあるんですか?

森澤さん:そうですね・・・「日本酒ペアリングゲーム」かな。日本酒を何種類か用意して、1種類呑むごとに席替えをして最後に呑んだ日本酒の順位をつけて、日本酒の好みでカップリングするというゲームです。

―盛り上がりそう!

森澤さん:盛り上がりますよ!カップルになるってことはきっと同じタイプの日本酒が好きじゃないですか。そうしたら、その後も話が弾みやすいですよね。

それに1種類呑むごとに席が替わるので、いやでも全員と乾杯できますし。そこでペアになったカップルには純米酒専門YATAの日本酒が呑めるチケットを渡しているので、これをもってまたお店に来てくださいね~っていうデートのきっかけも作っています。

―ちゃんと次に繋げてくれるのは嬉しいですね!

―続いて、SAKAKURAの仕事の中でうれしかったことや印象にのこったことはありますか。

森澤さん:イベントって開催まですごいプレッシャーなんですよ。お金もかかっているし、集客がうまくいかないときもあるし、苦しいことも多いんです。でも、イベントが終わったあとに参加した方から「楽しかったよ!」と言っていただけたり、イベントで仲良くなった方々がそのまま二次会に行かれたり、後日仲良くなった2人が純米酒専門YATAの店舗に来てくださったり。そういうのを見たり聞いたりすると嬉しいし、ああ、やってよかったなって思います。

―実を結んだって感じがしますね!

―では、森澤さんの今後の目標やチャレンジしたいことを教えてください。

森澤さん:始めたばかりの1年で手探り状態ではあったんですが、SAKAKURAの仕事をやってみて感じたことや分かったこと、やり方がみえてきた部分もあるので、来年それをどう活かしていくかってところが課題であり目標であると思っています。日本酒との新しいペアリングもやってみたいですね。たとえばベトナム料理とか・・・例えばですけどね(笑) そういった斬新な挑戦もしてみたいです。

あと、来年はイベントを企画するうえでよりみなさんに参加してもらえるように、日本酒を呑んだことがない方にも行ってみたいと思ってもらえるようにしたいですね。日本酒に触れるきっかけや環境を提供することも、私たちのやるべきことだと思うので。

―難しいテーマですね。

森澤さん:そうですね。日本酒って日本の伝統なんですよ。活け花をやっている影響もあって、古き良き文化とか伝統とか、日本人として大切にしなきゃいけないものを途絶えさせたくないし、もっと知ってほしいですね。だから若い人にももっと広めたいし、酒蔵に就職したいっていう中高生や大学生がたくさん出てくるような社会がつくれたらいいなって思います。日本酒には、日本の風土や四季の中で作り上げるものの良さがあると思うんです。そいうものを通して人と人が仲良くなって、一緒に呑んだ日本酒が思い出になればいいなと思います。

―最後に、森澤さんにとって日本酒とは。

森澤さん:うーん、日本酒とは・・・やっぱり人と人を繋ぐものかな。純米酒専門YATAでもそうですが、お客さん同士も仲良くなりますよね。もちろんビールやワインでも仲良くなれるとは思います。でも、日本酒って日本各地で作られていて、各県に酒蔵さんがありますよね。自分の出身県の日本酒や酒蔵さんって自然と親近感が湧くし、話題にもしやすいんです。日本酒をきっかけに出身県の魅力や子供の頃の思い出を話したり、オススメの場所の話をすることで関係って深まっていきますよね。各地にあるからこそ、郷土を繋ぐものっていうか、仲良くできるものなんだろうと思います。

――偶然の出会いがきっかけで日本酒に関わるお仕事をするようになった森澤さん。昔から変わらない“人と関わること”が好きという気持ちを原動力に、これからも日本酒で人と人とを繋いでいく。そんな彼女の前向きで明るい人柄がインタビューを通して伝わってきました。本日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。

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