にほんしゅ ちょこっと講座
第2回「日本酒と四季」~季節と味わいの変化~
一年中購入することができる日本酒ですが、出荷する季節によって味わいに違いがあるのを知っていますか?
にほんしゅ ちょこっと講座 第2回は日本酒と季節の関係性ついて学びましょう!
多くの酒造では一年を通じてずっと日本酒を造っているわけではなく、一般的にお米の収穫が終わった後から冬にかけて日本酒を仕込んでいます。
冬は気温が低いので雑菌が繁殖しにくく、低温で長期間かけて発酵させることで雑味の少ないきれいな味のお酒になります。自然の寒さを利用して温度管理がしやすい冬に日本酒を仕込む「寒造り」が主流になっているのです!
出来上がった日本酒は貯蔵され、季節ごとに販売されます。
秋にとれた新米で造られた「新酒」が売り出されるのは冬。その中でもしぼってすぐ出荷されるお酒を「しぼりたて」といい、みずみずしく、荒々しさを感じられる味わいが特徴です。春になると上品な甘みと軽くて飲みやすい味わいの「春酒」が売り出されます。夏は「夏酒」が売り出されます。フルーティな味わいが魅力でフレッシュな香りと清涼感があり、暑い季節でも飲みやすい日本酒です。秋には一夏貯蔵して寝かせた「ひやおろし」が売り出されます。荒さがなくなり、まろやかな旨味と奥深い味わいが楽しめます。
このように貯蔵期間によって味わいが変化するところも日本酒の魅力です♪
今はしぼりたての季節♡この時期にしか味わえないのでぜひ飲んでみてくださいね!
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