top of page

にほんしゅ ちょこっと講座

第1回「お米を磨く」~精米歩合って何?~

 



日本酒のラベルに「精米歩合○○%」と書いてあるのを見たことはありませんか?

「精米歩合」とはいったい何を表しているのでしょうか。


にほんしゅ ちょこっと講座 第1回は日本酒に欠かせないお米について学びましょう!


「精米歩合」とは簡単に言えば「お米を磨いて残った部分の割合」のことです。

つまり精米歩合60%とはお米を60%になるまで磨いたということ。


では、なぜお米を磨く必要があるのでしょうか?


お米の表面にはタンパク質や脂肪などの成分が多く含まれています。これらは旨味のもとにもなりますが、多すぎると香りのバランスが崩れたり雑味の原因となるのでお米の表面を磨いて調節していきます。



お米は磨いていくほど小さく、丸に近い形になります。

お米を割らずにきれいに磨くには高い技術が必要となり、精米歩合70%まで削るのに10~30時間、精米歩合35%では70~100時間もかかっているのだそう!


お米を磨くことで日本酒の香りや味わいに変化が出ます。

基本的によく磨いたお米で造ったお酒はすっきりとした雑味のない味わいになり、

表面を残したお米で造ったお酒は旨味の多いお酒になるのです。




また、似ている言葉に「精白率」がありますが、こちらは「お米を磨いた割合」を表しています。なので「精米歩合40%」と「精白率60%」は同じ意味なんです!



「お米を磨く」のは日本酒の味わいを左右するとっても大切な作業です。

精米歩合の違うお酒を飲み比べてみると面白いかも?

日本酒選びの際にはぜひ「精米歩合」をラベルで確認してみてくださいね♪

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page