top of page

【第11回】キラキラおちょこガール

11回目となりました「キラキラおちょこガール」。

日本酒に携わる女性がきらきらと輝いている姿をお届けする企画。

 

11人目のキラキラおちょこガールは、創業 江戸時代後期、長珍酒造株式会社の社長夫人 桑山 喜美子さん。プライベートなことから仕事のことまで、彼女のキラキラを徹底取材!

 

―まず初めに、喜美子さんのおちょこガール歴を教えてください。

喜美子さん:最初は大手の酒造メーカーに勤めていたので・・・今年で32年かな。

―長いですね!では、自己紹介をお願いします。

喜美子さん:大学は家政科の短大に通っていました。卒業後は大手酒造メーカーに就職して、そこで主人と知り合いました。結婚を機に地元神戸から愛知へ嫁いできたって感じですね。

―なぜ酒造メーカーへ就職されたのですか。

喜美子さん:私の短大時代は就職氷河期で、最初に受けた会社に落ちてしまったんです。それで、学校の推薦枠でたまたま酒造メーカーがあったので・・・それが就職のきっかけですね。

―そのころから日本酒は呑まれていましたか。

喜美子さん:そのころはあまり呑んでいなかったですね。日本酒自体あまり好きじゃなかったので。でも最近は美味しくいただいています。特にしぼったばかりの若干発泡しているお酒を甕口から呑めるのは蔵元ならではで、美味しいですね。

―いいなぁ、酒蔵さんの特権ですね!

喜美子さん:うちの商品でしぼりたての味わいに近いものだと、新聞紙に巻かれたお酒ですよ!普通は機械を通すけど、そのまま瓶詰しているので。

―是非呑んでみたいです!

―では、続きましてプライベートな質問を。旦那様との出会いを詳しく教えてください。

喜美子さん:うーん、社内恋愛ですね。彼は大卒で私は短大卒だったので年齢は彼の方が上なんですけど、入社は私より遅かったので後輩だったんです。新入社員の時って、研修とかでいろいろ回ったりするじゃないですか。そのときたまたま私の隣が彼だったんです。

―社内恋愛だったんですね!

喜美子さん:そうなんです、ちょっと変わった人だなーって思ったのが始まりかな(笑)

―(笑) お互いに惹かれていったんですね。

喜美子さん:んー・・・自然にって感じですかね(笑)

―なるほど(笑)

―休日はどのようにお過ごしですか。

喜美子さん:うーん・・・今年に入ってからあまり休みがとれてなくて。

―お忙しい!では、今一番したいことはなんですか?

喜美子さん:今一番やりたいことは・・・片付けかな?

―主婦だ(笑)

喜美子さん:あとは、三代目J SOUL BROTHERSがすごく好きで、そのライブに行ったりします!暇があれば音楽を聴いたりブルーレイを観たりしてますね。

―ブログで拝見しました。がんちゃんが推しメンなんですよね!

喜美子さん:そう!この前行ったライブで、最前列の席がとれたんです!目の前が通り道だったので、めっちゃ近くでがんちゃんを見ることができたんですよ!!

―すごい良い席ですね!

喜美子さん:もう、夢叶ったって感じで。

―(笑)

―日本酒は普段よく呑まれますか?

喜美子さん:毎日呑みます。家にいっぱいお酒があるので、それを利き酒しています。あと、うちのお酒は「食事と一緒に」っていうのがモットーなので、これはこのお酒と呑むとマリアージュがいいとか話しあったり、主人が提案するものを作って食事と合わせたりして呑んでいます。

―特にどんなお酒が好きですか?

喜美子さん:うちのお酒だと禄(ろく)とかかなぁ。お燗をつけるなら特別純米酒はやわらかくて美味しいですね。

―呑むときはご家族皆さんで呑まれるんですか?

喜美子さん:そうですね。主人はもちろん、息子、娘も呑みますよ。娘はお燗つけて呑むのも好きなんで。

―若い女性が燗酒好きってあまりきかないですね!

喜美子さん:なんか冷たいのより好きみたいで。主人もいつもお燗つけて呑むんです。大吟醸でもお燗つけたりしますよ。

―えぇ!

喜美子さん:意外ですよね(笑)うちのお酒は吟醸香をあまり立てない造りなので、45度ぐらいでお燗つけたら結構美味しいですよ。

―それは是非やってみたいです!

―ご家族で呑むときは、お酒はみんなで選ぶんですか。

喜美子さん:いや、銘柄が分からない状態で注いでもらって「この味はどう?」って利き酒みたいに呑むことが多いですね。情報に左右されないようにって感じかな。

―へぇ!家族で感想を言い合うんですか?

喜美子さん:そうですね!これは上に伸びるね~とか、酸が立つとか、後味が残るとか。そうやって表現しあいながら楽しんで味わっています。

―素敵!皆さんお酒好きなんですね。

喜美子さん:結構好きかもしれないです(笑)!

―私は長珍さんのお酒で特別純米酒を一番よく呑むんですが、どんな食事が合いますか。

喜美子さん:チーズや豚肉、味噌どてとか。あと、チョコレートと合わせてもいいかも。

特別純米酒は温度が高いと少しピリピリしますが、下がるとやわらかくなるので、いろんな温度で呑んでいただきたいですね。あと、飲食店さんでは開栓して何日か経った方が美味しいからって、一度抜栓してから提供されるところもあるんです。

―えぇ!?

喜美子さん:弱くてきれいなお酒だとだめなんですけど、うちのお酒は抜栓後もいい感じに変化していくので毎日美味しく呑めるんです。

―おもしろい!

―家族で呑むお酒は「長珍」のお酒が多いですか。

喜美子さん:そうですね。主人が造ったお酒を一番呑みます。あとはうちの酒蔵の味に似たタイプのお酒を買ってきて呑んだり、イベントに参加した時に他の酒蔵さんのお酒を呑んだりしますね。

―お酒のイベントはよく参加されるんですか。

喜美子さん:機会があれば行かせてもらってます。この前、千種の飲食店「米家(マイホーム)」さんとコラボして「上方日本酒ワールド」っていう大阪のイベントに出させて頂きました。

―どんなイベントですか。

喜美子さん:料理と日本酒のマリアージュを楽しんでもらうコラボイベントです。最近名古屋でもそういったイベント多いですよね!

―ありますね!最近だと「SAKE AND THE CITY」とか。

喜美子さん:あ、うちも参加しましたよ!新栄の飲食店「Auntie(アンティ)」さんとコラボで、その時は新聞のお酒と特別純米酒とタンク囲いをお出ししました。

うちのお酒だけ呑むのであれば、伏見の「一位」さん、大名古屋ビルヂングの「山虎」さんとかがいいかも。うちのお酒がいっぱい入っていますよ!

―ぜひ、いってみたいです!

―では、続いてお仕事について伺います。普段の業務内容を教えてください。

喜美子さん:お酒の瓶詰や、出荷、瓶洗いの業務を主にやっています。最初は手伝っていなかったんですが、徐々にやるようになっていきましたね。

―仕事をしていて大変なことはなんですか。

喜美子さん:毎日大変です(笑) ラベル貼りとか手作業の仕事も、体力仕事もありますしね。

―運ぶのも一苦労ですよね。

喜美子さん:そうなんです、思った以上に体力勝負で。それで、疲れるとついつい甘いものを食べちゃうんで・・・ほんとダメですね(笑)

―疲れた体に甘いものは最高ですよね(笑)

喜美子さん:そうそう(笑)それに、口に入るものを扱っているから衛生面も気を付けなくてはいけないので・・・お酒は神経を使いますね。

―仕事をしていてどんなことに喜びや やりがいを感じますか。

喜美子さん:試飲販売に立つことがあるんですが、一度他の売り場へ行ってしまった方がまた戻ってきてくれたり、「知ってるよ」とか「やっぱり長珍さんが一番だね」って声をかけていただいたりすると嬉しいですね!でも、やっぱり「美味しい」って言ってもらえることが一番嬉しいです。美味しく呑んでいただけることが何より嬉しいので。それに限りますね。

―日本酒造りは主に社長が担ってらっしゃるかと思いますが、喜美子さんも造りに関わることはありますか。

喜美子さん:いえ、それはないですね。主人が自分の考えで造っている「自分の日本酒」なので。だからそれを応援しています。足の骨やあばら骨を折っても腰を痛めても何があっても造っているので・・・どこの蔵元さんも同じだと思うけど、そんな姿を見てるから自分のところのお酒が一番美味しいですね。

―お酒も生きているから、大変ですよね。

喜美子さん:そうですね、子育てと一緒だなって思います。赤ちゃんが夜中に泣くから起きなきゃ!て感じ。

―お酒の面倒をみる社長と、社長を支える奥さんですね。

喜美子さん:支えられてるかどうかは分からないですけどね(笑) そうであればいいですね。

―今後の展望や目標はありますか。

喜美子さん:これまで「長珍」を繋いできているので、子供や次の世代にも繋げていきたいですね。あとはやっぱり日本酒の“美味しさ”を広げていけたらなと思います。

―では、最後に。喜美子さんにとって日本酒とは。

喜美子さん:お客さんや酒蔵さん、世の中のいろんな方と知り合うことができたので・・・なんか、繋がってません?人と人を繋いでくれるもの、そんな感じがします。

―楽しく美味しく呑んで欲しい。喜美子さんの呑み手への想いが「長珍」の美味しいお酒をつくる支えとなっているのだと感じました。本日はお時間をいただき、本当にありがとうございました。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page